「小さい頃はこのキレイな貝殻が婚約指輪のつもりだったんだ……」 『……えっ?』 男の子はそう呟いて笑った。 あたしはビックリして 貝殻を落としてしまった。 男の子がしゃがんで貝殻を拾い顔を上げた。 じっと貝殻を見つめる男の子の顔がハッキリと見えた。