ツバサに好きって言っちゃいそうになる。

でも……
そんなこと言ったら、ツバサと気まずくなっちゃうから。

今の関係で十分幸せだから、あたしはこの関係を壊したくなかった。

あたしはドアノブに手を掛けた。


「……好きだ」