『じゃ、行ってくる!』 あたしは、財布と携帯を持った。 「ユメ、ごめんね…」 『大丈夫だってば~!』 ランが不安そうな顔をした。 「やっぱりうちも着いてくよ!」 『いいよいいよ!あたし1人で大丈夫だし!なんかあったら電話するし!』 せっかく海に来たんだから、せめてランは遊んでて!と言ってあたしは歩き出した。