『………え?』

今…江崎くん、なんて言ったの?
波の音でボソッとしか聞こえなかった。

「あ…ごめん。」
『…何が?どうして謝るの?』

謝らなきゃいけないのは、あたしだよ。
江崎くんの言葉、聞いてなかったし。