―君ノ隣―



家について部屋に入りベットに寝転んだ。

そういえば、いつも智くんが冷たくなる前に竹井くんの話をしたり竹井くんしゃべったあとだ。

それが原因?
その行動が智くんを傷つけてたんだ。


「ごめんねっ…智くんっ…!!」


自分が悪いのに。自分のせいなのに。涙が止まらない。涙が溢れてくる。


「雪奈?」



「お姉ちゃん…!」


「どうしたの?」


部屋に入った来たのは3つ上のお姉ちゃんだった。

名前は松井綾。すごく大人っぽくてスタイルもよくて綺麗で美人なんだ。

今はお姉ちゃんと二人暮らし。両親は海外で医者をしてるんだ。


「お姉ちゃん!!」


心配そうに私の元にきたお姉ちゃんに抱きついて
小さい子のように声をあげて泣きじゃくった。

お姉ちゃんはなにも聞かずただただ背中を擦り頭を撫でてくれた。



「落ち着いた?」


「うん…ごめんね?」


「なにがあったか知らないけど早く智樹くんと仲直りしなよ?」


「なんでわかったの?
智くんとなんかあったって…。」


「なんとなく?さっご飯食べよ!」


「うん!」


この日は智くんにメールも電話も出来ず、智くんからもこなかった。