なんで、よりによって、この日に言わなきゃなんねぇんだよ、っていったって自分の意思だから。俺はお前が好きだった。でもさ、遠いんだよ。物理的にとかじゃなくて、心と心が…。本当の自分をさらけ出せなかったのかもしんない。それは、自分にまで嘘ついてた時に出会ったから。なのかな?高校入って、お前が隣にいない生活して、画面の向こう側には優しい笑顔があったよ。でも、それは見えないんだよ。よく怒らせちゃったよね。でも、お前の怒った顔も見えないんだよ。声聞いても、わかんないんだよ。だから、そばにいたかったし、いてやりたかった。苦しいこともあったけど、それでも何より会えるのをすごく楽しみにしてた。だから、2人ならなんでも乗り切れる気がした。でも、お前も辛かったんだろうね…他の男のところにいっちゃって…結局は戻ってきてくれたよ。でも、あの時俺は、恋とか愛とかが、やっぱその程度じゃんって思っちゃったのかもね…あのまま、お前が他の男のとこいて、幸せに暮らしてたなら、それは俺にとってもきっと幸せだったんだと思う。でも、戻ってきてくれて、俺はどうしていいかわからなくなった。その間に出会った女の子がいた。その時は名前知るくらいだったけど。それから、ずっと夏まで、考えた。結局は、俺が悪いんだよ、そんなことわかってる。お前のこと、好きだよ。でも、それよりも、大きい「好き」を見つけちゃったんだよ。俺はその子が大好きなんだよ。軽い気持ちじゃない。お前のこと傷つけてる…今すごくわかる。でも、お前にこれ以上嘘つきたくない。ごめんな…ごめんね…ごめんなさい…俺はあいつが好きだ。でもな、別れようって言ったとき、俺、むちゃくちゃ泣いたじゃんか?あの時、お前がどーして?って聞いても、わかんないって言ったよね。でも本当はわかってた。むちゃくちゃ泣いてる理由わかってた。やっぱり、お前のこと好きだったんだよ。今まで嘘ばっかついてきた。ひどいことばっかしてきた。いくら謝っても足りないよね…。もう、自分でも、何書いてんだかわかんなくなってきた。はぁ…。また泣き虫だって笑われるよ。ともかく、お前の人生に少しでも寄り添えたことが幸せだった。俺は今、あいつを笑顔にしていたいから、こんなので、悪いと思うけど、せめてもの償いとしてこれからも物書き続けるから…いつか、読んでください。
神がいるのだとしたら、せめて、この話がフィクションであればいいのに

