人生は、そう簡単に行かなくて。

人付き合いは、本音を話しちゃいけなくて。

尊敬されるには、それ相応の努力をしなくちゃいけなくて。

愛を貰うためには、愛をあげなくちゃいけなくて。


それを、息を開始した15年目で知りました。

『』







「暑っちぃなぁ・・・」「暑っちぃよぉ・・・」男二人で何話してるんだと自分ながら思う。
この炎天下の中、俺たちはいかにも暑そうなアスファルトの上のベンチで、彼女でもなく、友達でもない。



一人の男の子を待っていた。


男の子といっても、極ふつうのどこにでも居そうな男の子だ。
なぜ、待っているかというと・・・

「あ。」



酒清水 秀人 ×仲真 大河