「えっ!?だって、新しいことは友達とってゆーじゃん。」


 「はぁー。わかったよ。」


 「やったー!ありがとぉー!千江ー!」


 ほんとは、奈緒寂しがり屋だから、誰かにきてほしいだけだと思う。

 親友の頼みなんだ。行かなきゃ。
 


 そして、私達はレモンティーにいった。



 はぁー、レッテスタワーってほんとおしゃれ。ここは都会の人が田舎にきて経営してるって感じで、田舎のひとの間ては有名。



 そう、私達って感じなんだけど。


 うーん。自分で田舎って言うの辛いなぁー。



 「ここだよ!ここ!千江!」


 
 「ここー?わっ、こりゃまた、一段とオシャレ。」


 「うんうん!わかるーーー!!さぁ、行こ!」


 
 私たちが歩きだすと、オシャレな扉がウィーンとあいた。


 「いらっしゃいませー。」



 「うー!きたきた。っても人多いなぁー。あっこれかわいいー!試着していいですかー?」


 はやっ!まさに秒速。こんなの私いる?


 「あのー、お客様。なにか気になる服でもございましたかー?」



 「えっ!?」



 私は後ろの声に振り向いた。


 その声の主に一目惚れした。


 「あっ。いっいえ。友達についてきただけなんで。」



 「いいじゃないですか?きてみるだけでも。これなんて、どうです?先日入荷したばかりで、今、街では人気があります。」



 そこには、如何にも都会って感じの可愛さがある、服があった。



 「に、似合うわけないです。私服地味なの多いんで。」





 


 


 


 でも!おしゃれしか