《続》俺様ホストに愛されて



「なっ……なに言ってんの⁉」



冗談でしょ?


しかも、“じゃあ”って……


仕方ないからそう言ったって感じに聞こえる。



「冗談、だよね……?」



いくらなんでも話がぶっ飛びすぎだよ。



「マジに決まってんだろ?冗談でんなこと言わねぇよ」



疑うあたしに少しムスッとしながら、リュウが言った。



「い、いきなりすぎてビックリっていうか……なにも考えられないよ」



しかも、このタイミングで言う?



ドキドキしないわけじゃないし、結婚したくないわけでもない。



だけど今のあたしには、結婚を持ち出したのがバイトさせない為の手段のように思えて複雑な気持ちになった。



「で、でもまだ早いかな。あたしだってまだ好きなことしたいし……働きたい」



なんだかんだ言って、結構アパレルの仕事は好きだったから。