「は?」
いきなりそう言ったからか、リュウはわけがわからない様子でキョトンとした顔になる。
いやいや
聞いて来たの、そっちでしょーが。
「リュウが女の人と話してても、なんとも思わない」
額にじわじわ浮かぶ汗を手でそっと拭う。
こんな言い方しか出来ないあたしは本当に可愛くない。
実際にその場面を見たら嫌だと思うのかもしれないけど、ここで素直にそうだと認めることはしたくなかった。
変なとこで強がってしまうあたし。
もう少し素直になれたらいいんだろうけど、そうは思っても変えていくのは中々難しい。
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