《続》俺様ホストに愛されて



リュウのこういうとこ、ちょっとなぁってたまに思う。



リュウはそれなりに好き勝手出来る立場で、みんなにもそれを認めてもらえてるのかもしれないけど。



ちょっと面倒くさかったりする。



そこは大人になって欲しいんだけどな。



「思わせ振りなことすんなって、何回言えばわかるんだよ。いい加減自覚しろ」



ピシャリと言い切ったリュウの額から、汗が一筋流れた。



明るい茶色の髪は、太陽の光でキラキラ輝いている。



キリッとした真剣な瞳に、思わず胸がドキリと鳴った。



「自覚って……なんの?別に思わせ振りなことしてるつもりは……」



ないのに。