「バカだよ……本当。でもっ……ありがとっ」



泣きながら笑顔を浮かべるユメさんは、本当に幸せそうだった。



そんなユメさんの肩を優しく抱き寄せて、耳元でなにかを囁くヒロさん。



「も、もー‼なに言ってんの‼バカ‼」



ユメさんの顔が一気に赤くなって、恥ずかしさを隠すようにヒロさんの背中をバシンッと叩いた。



何はともあれ、仲直り出来て良かった。




あたしはリュウと目を合わせて笑い合った。



“そろそろ2人目考えようか”



そんな会話が繰り広げられていたとも知らずに。




番外編
〜大きなサプライズ〜



【fin】