瑠愛side

学校に向かってる途中もやっぱり永遠っていう人のことを考えてしまった。どんな人なんだろう?
お母さん、頭がとってもいいって言ってたから、眼鏡かけた髪の毛ボサボサのさえないヤツだったらどうしよう。
まさかの、瑠愛の通う学校にいたりして。ないよね、そんな安い漫画みたいな話。
そんなことを考えてるうちに学校に着いた。
とりあえずクラスを知るためにクラスが書かれてるところへ行き、自分のクラスだけ確認し、教室へと向かった。
瑠愛は三組だった。この学校は五組まであるらしい。真ん中か。
あーどうしよ。友達できるかな?知ってる子いないんだよな〜
教室に着くと自分の席を探した。うわ!ラッキー!窓側で、後ろから二番目〜!
一時間目は入学式。体育館に向かいやたらと長い校長先生の話を聞いた。
疲れたな〜早く終わらないかな〜
なんで、どこの学校でも校長先生の話は長いんだろ?しばらくして、校長先生の話は終わった。
「えー、続きましては新入生代表挨拶。新入生代表、一年二組川北 優」
「はい。」
かわきた すぐる?なんかいい名前〜
あの子、入試で三位だったのかな?
ってことは私の次?
いや、本当はね瑠愛、入試二位だったから瑠愛がやるはずだったんだけどめんどくさそうだったから断ったんだ。あれ?ってことは一位の人誰だろ?
川北くんは凛とした声で挨拶をしていった。川北くん、カッコいいな〜なんか爽やか!

それからしばらくして、入学式は終わった。
教室に戻ると、担任の先生がきた。
あ!男だ。若いし、なんかワイルドそう(笑)
「おーいお前ら!このクラスの担任の松永だ!一年間よろしくな!じゃあまず二時間目は一人ずつ自己紹介をしてもらおう!」
まじか!なんて言おうかな〜
他の人の自己紹介なんか聞かないで一生懸命何を言おうか考えていると
「次ー!三日月!」
あぁ瑠愛か!
「えっと、三日月 瑠愛です!引っ越して来たので知ってる人とかいないんですけど、たくさんの人と仲良くなりたいです!よろしくお願いします!」そう言ってニコッと笑った。
すると、「おい、三日月って可愛くね?」とか何人かが可愛いって言ってくれた。おいおい、嬉しいではないか!(笑)