「……死にたくない」 ミラはラギドから顔を背け、呟いた。 「……実際に死ぬ訳じゃねぇからいいだろ、」 「………えっ!」 ミラは、バッと立ち上がった。 「死なないの!?」 「……あぁ、実際には、な。」 「でも、さっき死んじゃうって!」 ラギドは呆れたように笑い、 「……人としてはって言ったよな、」 と、ラギドも立ち上がって言った。