世界を滅ぼしかねない魔王に嫁いだお姫様。








「……わけわかんない。」


ミラは少し怒った。



ラギドは笑いながら、説明してくれた。



「…えーっと、姫っていうのは、ライク国の姫様、ミラ・スピアード姫だ。」




「……私だ。」



「…だから、そうだってさっきから言ってた。」



ミラは、余計意味がわからなくなっていた。



《…ってことは、私のせいでこんなことに…、》



「なんで…?」