世界を滅ぼしかねない魔王に嫁いだお姫様。








ラギドは笑い、ミラの後ろの方に目をやった。



すると、ミラの横に、後方にあった黒いソファーが移動していた。



「どうぞ。」



どうやらラギドが、用意してくれたようだ。



《……魔法使いみたい、》



ミラはゆっくり腰を下ろした。