少し歩くと一番端のへやの扉の前にきた。 すると一人でに扉があき、ギルはミラを抱えながら、部屋の中へ入った。 中へ入ったと思ったら、一人でに扉が閉まり、ギルはミラを天外付きの大きなベッドの上に降ろし、自分も上がった。 ミラはギルからなるべく距離をとり、後ろに後ずさった。 「ミラ、」 「……ッ、」 見つめられ、名前を呼ばれると動きがとまりそうになった。 でもギルから目を反らし、壁に背中を着けて膝をかかえた。