蘭奈が寝たのを確認してからそっと部屋を出た俺が向かうのはナースステーション。 「あの....」 「あ、今日入った方ね。どうかした?」 「鈴木さんっていますか?」 俺は蘭奈が言っていた鈴木さんに会いたかった。 それは蘭奈のことを聞くため。 蘭奈のあの様子から鈴木さんって看護師は蘭奈と結構親しい人みたいだったから、きっと病気も詳しく分かるだろう。