「さくらちゃん大丈夫かい?」 「うん!大丈夫だよっ!」 さくらはヘラヘラ笑いながら答えた。 私は歩くことができず、あのころみたいに優馬に抱っこされて海の家まで連れて行かれた。 「蘭奈ちゃん少し裏のテントで休んできな?」 きっとおばさんは優馬と私を2人っきりにさせてくれようとしたのだろう。 優馬もおばさんがそうしようとしているのに気づき、 「ありがとうございます」 とお礼を行ってテントに向かった。