「あ!ママぁ!」 私に気づいたさくらは呑気に手を降っていた。 「「お願い!さくら!こっちに来て!」」 そう叫んだ私に気づいた知らない人は、さくらの浮き輪を掴んでこっちに泳ぎだした。 「「いやっ!さくらから手を離してっっっ!!!」」 知らない人はまだ掴んだままで不安がどんどん大きくなる。