俺は菊池に電話をかけることにした。

「もしもし?龍?どうした?」


「いや...実はな。」

 菊池に俺が未来をふったこと、未来を苦しめたこと、心が狭かったことを

 全て話した。

 
 「それはお前が悪い。」

  
 わかってる事をあらためて言われると辛い。

 

「明日学校で未来ちゃんに伝えれば?」

 

「おう。そうする。全部未来に話すよ。」

 

「がんばれよ。じゃあな」


菊池に電話してよかったよ。



よし。明日未来に伝える。全部話す。


未来...本当にごめんな。


未来にメールを送ろうとしたけど、怖くて送れなかった。


明日全てを話すから。




この時はまだ思ってなかったんだ。



未来がどれだけ傷ついているか。