「ぇっ。龍ぅ?どぉしてここに?」


顔が涙でひどいから後ろを向いた。



「未来。ごめん...本当にごめんな。菊池から全部聞いた。俺のせいで傷つけて...本当ごめんな。でも未来菊池のこと好きなんだろ?」


「ぇっなんで?私は菊池君なんて好きじゃないよ。」



「でも。屋上で抱き合ってたじゃねーか。」




「ぁ...あれは...」

嘘?見てたんだ?


「ぁ...あれは...龍のことで泣いてたところを菊池くんが隠してくれたんだ。
だから...」



「そっか。じゃあ菊池のこと好きじゃねーのか?」





「ぅん...」




そしたらいきなり龍が抱きついてきた。



「未来。本当にごめん。誤ってすむことじゃねーけど本当ごめん。」



ごめん...ごめん...この言葉を聞くと龍が言った「別れよ。」が思い出す。


「はぁ...はぁ....はぁ...」

息がしにくくなった。「ごめん」を聞くと「別れよ」って言ってる気がする


過呼吸になった。


やっぱり龍と恋なんて無理だよ。


そう思った。