その日はバレンタイン

俺が帰ろうとした時

「岡元くん!!」

背後から俺の名前を呼ぶ声がした。

「あ?何?」

彼女は息が上がってる。

そんな必死に走ってくるなんて…

「あ…あの…これ…受け取って欲しくて………。それと…………」

「ありがとう、受け取っとく。それと何?」

「あの…付き合って下さい…」

俺は女なんか興味なかった。

けど…川口は違った

何故か分からないけど、
川口だけは他の女と違う
そう感じた。

だから俺は

「俺なんかで良いなら…よろしく」

俺は照れながらそう答えた。