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「...ん......」





翌朝、目が覚めると、だいぶ具合がよくなっていた。





これなら...、会社行けるな。





スーツに着替え、リビングに移動する。






「...はぁ......」




すると...、いつものようにリビングのソファで寝ている葉月がいた。




何でこいつ...、いつもソファで寝てるんだよ。




ベッドあるのに。





少し冷えた葉月の肩に、軽く毛布をかける。





......たぶん俺に気をつかってるんだろうな。





「......ごめん」




俺が冷たくしているせいで、葉月にこんな想いさせて。




いつかは...、俺の想い伝えるから。





俺は葉月の頭を撫でると、家を出た。