アリスは急いでほこりまみれのソファの後ろに隠れた。
どんどんと足音は近づいてくる。
アリスは息をゴクリと飲み、足音も一つもたてず、静かにしていた。
すると、「誰か、そこにいるの？」っと可愛い女の子の声が聞こえた。
アリスは『こんな可愛いらしい声の女の子が本当に魔女なのかしら…。』っと思っていました。
すると、「いたいた、やっぱり家の中に誰か入って来てたのね」と言って女の子はアリスを見た。
アリスは「ノックもせずにかってに入っちゃってごめんね」と言った。
すると、「私はぜんぜんかまわないわ、…でも、私のおばあちゃんだけには用心なさいね。」っと女の子はいった。
アリスは「どうして？見つかったらまずいの？」と聞いた。すると、「ええ、おばあちゃんに見つかるとドブガエルにされてしまうからね。」
っとそんな会話をしていると上からまた誰かがおりてきた。女の子は「早くこっちへきて隠れて!おばあちゃんがくるわ！」と言ってアリスをキッチンの下へ隠れさせた。
すると、「ジイナ、そんなとこで何をしてるんだい？」っとしわがれた声が聞こえてきた。
女の子は「特になにも」といった。
すると、上からおばあさんがおりてきた。
おばあさんは「何か人間の匂いがするね、ジイナ、もしや人間のところへ行ったんじゃないだろうね？まあ、いいが私にチーズをよこしてくれないかい？」
と言った。