実はこれ慎哉が私のことを好きかどうか試すために栄くんが考えてくれたもの。
でも慎哉が怒ってるのがわかる。
私のほうに振り向いてどんどんと近寄ってくる。
まさにあの時みたい。
下がるところまで下がったら
もう逃げられなくなった。
「おい・・・」
「ごめんなさい。でも・・・ほんとにあれは彼女さんに作ったものなの」
「・・・・」
「それに慎哉、名前で呼んでくれないし・・・不安だったんだもん。だから栄くんにちょっと本音こぼしたら・・・」
「・・・美咲、頼むからもう他のやつにお菓子やるな。ごめん。そんな不安になってるとか思わなかった。俺、あんまり女の子を名前で呼んだりしなかったから。恥ずかしかったんだ」
でも慎哉が怒ってるのがわかる。
私のほうに振り向いてどんどんと近寄ってくる。
まさにあの時みたい。
下がるところまで下がったら
もう逃げられなくなった。
「おい・・・」
「ごめんなさい。でも・・・ほんとにあれは彼女さんに作ったものなの」
「・・・・」
「それに慎哉、名前で呼んでくれないし・・・不安だったんだもん。だから栄くんにちょっと本音こぼしたら・・・」
「・・・美咲、頼むからもう他のやつにお菓子やるな。ごめん。そんな不安になってるとか思わなかった。俺、あんまり女の子を名前で呼んだりしなかったから。恥ずかしかったんだ」

