でも私のお菓子が食べたいなんて 言ってくれる人がいて嬉しい。 少し前の私が驚くだろうな。 こんなにお菓子にハマってるなんて。 何を作ってあげようかな。 私は授業もおろそかにそんなことを考えていた。 「ごめんね。今日先に帰るね」 慎哉にそう言って私は授業が終わると すぐに教室を出た。 そのままお菓子の材料を買いに行くから慎哉を連れまわすと悪いしね。 それにしてもなんだかとても作りがいがある。 慎哉以外の人のためにお菓子を作るなんて初めてかもしれない。 歩美は食べてくれるけど。