私は母の問いかけには答えず 逆に質問を返した。 「どうして・・・? ・・・別れたとしたって 何でお母さんが殴りに行くのよ。 原因が・・・向こうにあるなんて どうしてわかるのよ?」 結果的にこの質問は 母の問いかけに「YES」と言っているのと 同じだった。 しかし、そんな事にかまってはいられなかった。 「わかるに、決まってるじゃない! 娘子ちゃんが・・・お母さんの可愛い娘子ちゃんが! 好きな男の人を大切にしないわけないもの!! 傷つけたりする、わけがないもの!!」