アドレス帳を開いてみる。 なんだか いつもと違う電話帳になった気がした。 そこには「詠」と「つつじ」ってのが 追加されてた。 「なぁ?」 「え。何か問題があった?」 「なんで 姓じゃないんだ?」 「なぜって・・・。 それは・・・ 「そう呼んで欲しいからに 決まってるでしょーが!!」」 天野の声を遮って竜原が言う。 ・・・ってかお前 今までの流れ 聞いてたのかよ。