あの花が咲く前に①






「じゃぁ。空斗・・・で。」


「お、おう。」


「あっ!それで・・・!!

 これ。言うのどっちにするか・・・

 あ。いや。

 どっちっていうのは・・・

 私か・・・竜原さんかってことで。

 それで・・・えっと。」


「どうした・・・?

 落ち着けよ。」


自然の成り行きからなのだが

俺は 天野の両肩にを掴んでいた。