「あれ?村上君?」
 

後ろを振りむくとそこには西野がいた。
奇跡だ。
  

「どうしたの?ってアザできてるじゃん」
  

「あぁ。ちょっとボールが当たって・・・」
 
 
すると、西野が救急箱を持ってきて
  

「脚貸して」
  

「えっ」
  

「いいから!」
  

はい。と言って俺は、脚を貸した。