きっと...





「どうして...あたしを?」



━抱きしめたの?


恥ずかしくて最後まで言えなかった。






「じゃあな。姫川!!


死ぬなんて考えんなよ!!」





あたしの質問は無視に、
背を向け屋上を出て行ってしまった。