ギーッ 外は、桜を散らす暖かい風が あたしの頬をなでる。 でも、そこには永和はいなかった。 変わりにおいてあったのは... 「...傘?...」 フェンスに掛けられている青い傘。 『もう、雨に当たっちゃ駄目だよ...』 永和の言葉がこだました。 「うん!!ありがとう」 あたしは、傘を強く握った。