私と麗は同じ中学校で、一緒にバスケ部に入ってた。
桐員第一中学校。
いいとこだったな。
1ページずつゆっくりとめくっていく。
先生たちの写真。
もう、なかなか会えなくなるんだなぁ。
今更だけど淋しい・・・。
雪愛「N先生ってさぁ、数学の授業で―・・・」
麗「そうそう!でさぁあの時―・・・」
一人一人ゆっくりと見ていると時間がかかる。
雪愛「佐藤先生・・・」
麗「良い先生だったね、鬼メニューばっか組んでたけど、そのおかげで強くなれたんだし」
雪愛「ホント、私にとっては恩師だよ、先生いなかったら、今でも落ちこぼれていただろうし」
麗「雪愛にとっては、大きな存在だろうね」
佐藤葉子(さとうようこ)先生、私たちのバスケ部の顧問だった。
スパルタ系指導者だった。
怖い、きつい、鬼、本当にこんなんだった。
でも、大好き。
感謝してる。
麗「雪愛さ、ホントにそんな体で、バスケ続けんの?
もう無理があると思うんだけど・・・」
雪愛「うん・・・、不安ばっかだよ?
でもさ、好きなことって、諦めたくないじゃん?」
麗「そう、だね」
雪愛「多分、受け入れてくれると思う、ちゃんと話すからさ」
そう、私は体が元々悪く、限界がある。
それもちゃんと話さなくては。
中学生のころの私と、中学生までの私と、佐藤先生のこと。
高校の顧問にも伝えておかなきゃなぁ。
でも胸が痛くなる。
思い出したくない私の過去の思い出。
言いたくないってずっと言ってたけど、麗が「言わなきゃ自分の本当の思いなんて、伝わらないでしょ!」といわれ、話すことを決意した。
確かに理解者はいてほしいと思っている。
麗は同じ高校に通うから、安心している。
あー、思えば思うほど胸が締め付けられる。
涙出そう。
こらえなきゃ。


