あたしが愛した人

先生の話が終わり、
礼をしてみんなはぞろぞろと教室を出て行った。



「じゃあね響!」

「うん!バイバーイ!」




紗江と別れてあたしはお母さんと教室を出た。

校門には高校の先生、生徒会のメンバーが立っていた。



「響。お母さん、お父さんに迎え来てもらうように電話してくるから、ここで待ってて。」



そう言って少し遠くの方で電話をかけに行った。