あたしが愛した人

「ここ制服可愛いしさ、市内だし。
 知り合いが行ってて
 楽しそうだったからここにしたの!」



「へぇ~そっか。うんうん。
 確かに制服可愛いって評判だよねぇ。
 あたしはバスケ部でぇー・・・
 あ、あたし緒川 紗江ね。
 よろしく~♪」




なんか、すっごいノリいい子みたいだ。
良かった。何かこれから楽しくなりそう♪




「あたし神崎響!よろしくね!
 呼び捨てでいい?」




「うんいいよ~。
 ってか響?何かカッコイイ~!
 今時って感じじゃん!
 絶対お母さん若いでしょー。」




紗江はバスケ部だったらしい。
でも見た目からは全然感じられない。
見た目は結構ギャルで、アクセサリーがじゃらじゃら付いている。
メイクもネイルもバッチリで長い巻き髪。
タメじゃないみたいだ。







中学の時とは全くタイプの違う子。


でも早速友達ができた。








あたしは嬉しさでいっぱいだった。













その時聞こえたのは左隣の子からだった。

「うっざ・・・ていうかウルサイ・・・。」