あれから少しだけ時間が経ったけど彩とはしゃべっていない。
「あ...掃除は自分でやったほうがいいと思うよ」
苦笑いでそう答える彩。
おそらく私が撮影だと汲み取ったんだと思う。
「彩がそう言うなら...」
女子の2人は去っていった。
彩は私と目が合うと申し訳無さそうに逸らした。
たぶんこの間の理科室のことを気にしてるんじゃないかな。
私には分からない
自分が悪者になってまで妹の願いをかなえる彩の気持ちが。
それになぜ、自分のおかげで翔と音々さんが付き合ってるって言ってるのかも全然わかんない。
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