「...んっ」









唇に柔らかい感触。



音々の小さな声が聞こえて唇は離された。



「さ、帰ろ♪」



「そ、うだな」




俺は、...ずっと傷ついたあいつの顔が頭から離れなかった。





もう、二度と会話を交わすことはないんだろうけど、な。