「美月、大丈夫か?」





「翔・・・。」






ポンと方におかれた手を優しく振り払う。




大丈夫か、なんて大丈夫じゃないに決まってるじゃん。




「少し話したいことある。」




「うん。」




きっと、イジメのことなんだろう。



翔の表情は固かった。




翔の後をついてスタジオを出る。




ちゃんと、けじめつけないと・・・ずっと引きずっちゃうから。