「っ!離してよっ!!・・・触らないで!」
「彩・・・。」
バシッと払われた手がメガネにあたってカシャンと落ちた。
「・・・やっぱり、MIDUKIだったのね。こないだちらっと見たときにも怪しんだけど。そう、綺麗だわ。音々もMIDUKIが好きなのよ。」
「そんな、お世辞いらない。」
「お世辞じゃないわっ!MIDUKIみたいに可愛かったら翔君と付き合えるのかもって毎日言ってるの。」
不意に出た愛おしい人の名前に反応する。
付き合ってるじゃない。
なにが、不満っていうの?
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