「あれは、私の双子の妹よ。」





「えっ・・・?」





「まあ、驚くのも無理ないわね二卵性の双子だから顔も似ていないの。でも、ちゃんとした双子。」




妙に(双子)を強く繰り返してくる彩。




「もともと体が弱くてね。体育はいつも見学しているの。」




彩は愛おしそうにその子を見すら得た。



「中峰音々。私の双子の・・・・私がっ!体が弱ければよかった。そうすれば音々が苦しむこともなかったのに!なんで私だけ健康なのっ!?」




「彩、落ち着いて!!」



叫びながら理科室においてある試験管を片っ端から割っていた彩。


その彩を後ろから・・・



なんでだろうね、抱きしめちゃったんだ。