「じゃ、俺は帰るから。」




「あっ、翔様!さようなら。」





隣の女の子の頭をポンポンと撫でて翔は帰って行った。




やめてよ・・・



私以外の子に触らないで。




好きなの、翔のことが。




きっと、女の子は翔の彼女でしょう?



叶わなくてもいいから、この子に見せない翔を見せてください。




翔の背中が見えなくなるまで見守った。