って、日直ですか。



こんな嫌な日に。




日直の鍵締めはクラスの全員が出るまで閉められない。



みんな早く出てねー・・・



雑誌を見ていた子たちも段々と帰る支度をし始めている。




「美月が悪いんだからね。」




私のそばを通るときに彩が呟いて言った言葉。



何度も何度も頭の中で反響する。



私、なんにもしてないよ。



そんな言葉、届くはずもないんだ。