それ、私なんだよ。





なんて言ったらみんな絶対にびっくりするだろうな。



っていうか、その前に信じてくれないのかもね。



「あの、これ。今日日直ですよね・・・?」




「えっ?」



私の服の裾をちょんちょんと引っ張ってくるその子。



クラスでは私の次に地味な感じの子。




って、私日直だったんだ。


そして、日誌と鍵をその子から受け取った。



私が受け取ったのがわかるとすぐさま逃げ出していった。



「薄情者。」



私は誰に聞こえるわけもない言葉でつぶやいた。