そして、一応控室で今日の雑誌の表紙の衣装に着替えた。



綺麗に包装されていた衣装。



そして、添えられていたお菓子の差し入れ。




「・・・っ。」




そんな親切な方たちに迷惑かけちゃうなんて。



しかも、翔に言われなかったら私帰るところだったんだ。



みんなの好意を無駄にして。



涙が溢れそうになるのをギュッと堪えた。


だって、ここで私が泣く資格なんてないんだから。


泣いてもどうしようもならない。



もし、チャンスがあるのなら次は期待以上の成果を残さないと。