「・・・失礼します。」






保健室のドアを開けると薬のにおいが鼻を刺した。




「先生、いないな。」



いないなって、私タオルで前見えないんですけど。



「まあ、大丈夫か?モデルって顔大切だろ?」



あ・・・。


そっか。



急に現実に引き戻された感じ。



「よっと・・・」



翔は私をベッドに降ろすと反対側のベッドに座った。



「今日は、撮影あるのか?」



今日は水曜日・・・



撮影は、ある。