翔SIDE
「翔♪今日は芽衣とお買い物行こ!」
「だぁめ、由里とケーキ屋さん行くんだから」
俺の腕にまとわり付いてくる香水くさい女。
一応うちの高校の生徒。
美月が学校に来なくなってから二週間くらい経過した。
下田玲央と美月のキス現場から美月との連絡はパタリとなくなった。
別にそれが悲しいとは思ってない。
むしろ、旅行中とかそれまでのあの時間はなんだったんだってほどに冷め切った。
それから俺のところに寄ってくる女を追い払うのもめんどくさくなってこの状態。
うざい。
けど、追い払う理由も気力もない。



