美月SIDE



「ええ、航空飛行訓練は明日よ。大丈夫、これでも今回は勉強してるんだから」



「お前は心配なくらいがちょうどいいんだけどな」



「なにそれ、じゃあ行くね」



「はい、オッケー!!」



監督さんの声で玲央の顔がほころぶ。


「2人とも始めての大役とは思えないな。いい出来だ」



「「ありがとうございます」」



よかった、褒められた。