「ただいまー、誰かと電話してた?」
「あ、おかえり」
部屋に戻ってきた萌はとても上機嫌ですね、はい。
どうせ早田君といちゃいちゃしてたんでしょうね。
「うん、友達と少しね」
「そっかぁ」
萌はクルクルとした茶色の髪を結っていたゴムをほどいてベッドにだいぶする。
「萌、私ちょっと喉渇いたからジュースでも買ってくるね」
「うん、じゃあ私も頼んじゃおうかな」
「了解」
ピンクの長財布を小脇に抱えて外用のスリッパに履き替える。
「いってきます」
まさか、この後あの人に会うとは思ってもいなかった。
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