少し洒落た店内に入ると甘い香りがふわっと漂う。 ピンクの小物で飾られた店内はいかにも女の子って感じ。 だから 「毒舌君は浮いちゃうね」 「誰が毒舌君だ」 ノリノリの春さんの後ろを二人で付いていく。 クールでうざい奴だけど、ちゃんと私が言った言葉には返してくれる。 「毒舌君っていうのやめてもらえる?」 「えっ?」 肩にポンと手は置かれたけど翔君が見据えるのは私じゃなくどこか焦点のあっていないところ。